中2 人権学習
2、3限目、プラセットホールにて、人権講演会が行われました。和歌山県橋本市立隅田中学校の社会科の大前先生をお招きし、ご講演をいただきました。
社会の授業では、凹凸のある地図で国の位置を把握して説明したり、黒板の変わりにTVモニターを利用して授業を行っているとのことでした。
また、実生活についての紹介では、パソコンやスマートフォンは音声認識機能で確認しながら操作を行っていること、一人暮らしの生活では買い物以外の料理や洗濯は1人ですべてされていることなどを、クイズを入れながら楽しく説明をしてくださいました。
また、街で視覚障がいをもった方を見かけたときは、肘を持ってもらいながら半歩前を歩いて誘導し、段差や溝など注意すべき場所では特に声をかけてほしいということ、また電車内では空席状況が分からないので、座席が空いていたらそのことを教えてあげてほしいということなどをお話いただきました。
さらに休憩時間には視覚障害を持つ方たちのために工夫されている身の回りのものや、点字を打つ装置、授業中に使っている展示地図など、色々なものに実際に触れさせていただきました。
その後の質疑応答では、生徒たちは素朴な疑問をたくさんしていました。
2週間前にアイマスク体験を行い、今日講演を聴かせていただいたことで、生徒たちは相手の立場に立って物事を考えることの大切さ、困っている人に声をかける勇気とその行動力の重要性が具体的に感じてもらえたと思います。
これからは、目の不自由な方や障がいをもつ人たちは勿論、困っている方を見かけたら、勇気を出して自分から進んで助けられる心の優しい人、周りに配慮をできる人になってもらいたいです。
ぜひ、今日学ばせていただいたことを活かしていきましょう。