2023オーストラリア語学研修8
今日はスタディセンターにアボリジニのDavidさんが来てくださって、お話を伺いました。
アボリジニの歴史や歌、言葉は全てオーラルヒストリーで上の世代から下の世代へと受け継がれてきたそうです。その中から、いくつか歌を披露してくれました。
またいろいろな道具も見せてくれました。
道具は男性が作って女性にプレゼントするそうです。
また狩りをするのも男性だけ。女性は子どもを生み、生命を育むので、命を奪うことはしないのだそうです。狩りをする時期も決まっていて、その時期は「ある木の花が咲いたら」というように自然の中で決まっているそうです。自然や季節に合わせて食べるものが変わるので、1年のうち3ヶ月ほどは、まったく肉を食べない時期もあるそうです。
ディジュリドゥという楽器は長い木の枝で作られており、中が空洞になっています。
息を吹き込むのと吸うのとを同時にして音を出すそうで演奏が難しいそうです。
生徒の1人が「どうやって作るんですか?」と質問をしましたが、何と、作るのではないそうです。特殊なアリが、枝の中身を食べてしまって中の空洞が作られるそうで、そのようになっている枝を外から叩いて見つけるそうです。ディジュリドゥは男性の楽器で、女性は触ってもいけないそうです。
他にも様々なお話を伺い、開智生の質問にも気軽に答えてくださいました。
Davidさんがアボリジニの文化を非常に誇りに思っているのが良く伝わってきました。
ランチタイムには、お昼を済ませた後、近くのスーパーに買い物にも行きました。
午後からは、お別れパーティーでホストファミリーに渡すThank You Letterの続きとプレゼントの写真入りカードを作りました。
スタディセンターで授業を受けるのも今日で最後です。
明日は1日ホストファミリーと過ごし、日曜日の午後はお別れパーティーです。
最後の週末を楽しく過ごしてください。