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本日、バンドのエスペランサ(ESPERANZA)のお二人をお招きしてトークコンサートが開智ホールで行われました。
演題は「夢をあきらめないで」です。
午前は、中1~中4の生徒対象に、午後は、中5・中6・高1~高3の生徒を対象に90分にわたる公演をしていただきました。
ESPERANZAとは、ラテン語で「夢」と言う意味だそうです。フルート奏者の奥田良子さんと夫でプロのスタジオミュージシャン・ベーシストの奥田克彦さんのお二人のユニットバンドです。
とても落ち着いていて、味わいのある語りをされるフルート奏者の奥田良子さん。
厚生労働省の指定難病の「クローン病」を音大生の時に患われました。様々な困難を乗り越えて、夢であった音楽家に成られるまでの経験を話されました。
フルートの柔らかな音色に凄腕テクニックのベースがとてもいい感じに絡み合います。ご夫婦の息ぴったりの演奏とその間に入るトークのコンビネーションがこの公演に生徒たちを引きつけていきます。
「少年時代」・「G線上のアリア」・「ONLY HUMAN(1リットルの涙より)」・「情熱大陸」などポップスやクラシックの名曲を織り交ぜて演奏してくださいました。
クローン病などの難病を多くの人に知ってもらおうと公演を続けられているお二人、生徒たちに「夢」を持ち続けることの大切さを教えてくださいました。
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先月末の10月30日(木)に実施された音楽鑑賞会の感想文をご紹介します。
生徒たちは、普段は体験できない生のオーケストラ演奏の迫力にとても感動したようです。
まずは、中等部の女子生徒の感想文です。
●演奏を聴くと、すごい迫力のある演奏で、聴いていて気持ちよかったです。
世界的なオーケストラの演奏を初めて聴きました。指揮の方は手を振り、演奏者に自分の気持ちを伝えているのが分かりました。また、それに答えるように演奏しているというも分かりました。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のメドレーは、今回の中で一番心に残りました。小学校6年の2月に学習発表会の場で同じ曲を合奏したことがあったからです。自分たちで演奏したときと比べものにならないくらい凄かったです。迫力満点でとても大きな音で、格好のいいメロディーが会場一面に広がるようでした。もう一度音楽を聞くために、映画を見たくなりました。また、開智に演奏に来てほしいと思います。
今日はとてもいい演奏会をありがとうございました。途中の司会の方のトークもおもしろかったです。
中学生の感想文です。
●関西フィルハーモニー管弦楽団さんの事を全く知りませんでした。クラシックはテレビなどで何度も聴いたことがあるていどです。普段、ポップなどの音楽を聴いているので、たまには、クラシックを聴いてみるのもいいなあと思いました。今回の音楽鑑賞会では、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のメドレーが一番印象に残っています。その映画の3シリーズともに見ていました。映画館で聴いた音楽よりも、今回の方が迫力があったので、驚きました。メドレーがとても好きだったので、興奮しました。
クラシックを聴いていると、とても気持ちが軽い感じになりました。ポップなどと違ってリラックスできるので、聴いていても飽きません。それどころか、何度も聴きたいと思えました。なぜ、今までクラシックを聴かなかったんだろうと少し後悔しました。
これからは、クラシックを何度も聴いて、コンサートの方へも足を運びたいと思います。
中等部の生徒の感想文です。
●知っている曲が多くて、聴いていてすごく楽しかったです。生のオーケストラを見る機会などめったにないから、すごく新鮮に感じ、毎回の雰囲気も違うので、何度でも聴きたいと思います。私の中で一番印象に残って楽しかったのは、ピチカートの演奏法で弾いていた曲です。あの曲は、小さいころに何度も聴いていて、思い入れのある曲だったので、それだと分かったときは、興奮しました。昔に聴いた感じとは少し感じが違ってどこかまた良かったです。バイオリンの弦を使わずに横で音を鳴らしたり、バイオリンを回転させたりしているのも魅力的で、聴いているだけでなくて視覚的にもすごく楽しめました。
身体全体で感じる音楽というのは、このことなんだなと思いました。普段は何気なく使っている紙やすりも、あんな風にしたら楽器になると知って感動しました。それから、CDとかテレビなどで聴くのとは、迫力が全く違って聴き入ってしまいました。
太鼓の音やシンバルの音は、床を伝わって振動がこっちに来て、身体に伝わってきました。あの大勢のオーケストラを指揮できる指揮者の方もすごいと思いました。生徒が指揮者体験をしましたが、生徒がやっているのを見ると、本当に難しい仕事なんだなあと改めて思いました。また、来年も聴きたいです。
高等部生徒の感想文です。
●今回の音楽鑑賞会は本当に楽しみでした。昔はクラシックは歌詞がないのにその音楽が分かるなんて、自分にはよく分からないし、考えてみたところで難しすぎると思っていました。でも、少し前にドラマの「のだめカンタービレ」を見てから、ピアノが弾きたい、オーケストラを聴きたいと思いました。CDを買って聴くとクラシックには、ほとんど歌詞はないけれど、聴いていて作者はもしかして、こんな感情を伝えたかったのかとか、まだ全然分かっていないけど、考え方は分かりました。以前から本当に聴きたかったので、まさか学校で聴けるとは思ってもいなかったので、びっくりしました。
今日、会場に入って、オーケストラの楽団員の皆さんが舞台に座っているのを見ただけで「聴ける、見れる」と思って感動しました。音合わせをしている時に、一気に「楽しみだ」と思えてきて、聴いたら本当に感動しました。たくさんの楽器があったけど、全てが一つにまとまっていてすごく綺麗で、オーケストラの迫力に圧倒されました。
あと、生徒の指揮者体験はとても楽しめました。私もクラブ活動をしているので、今日来てくださった感動と幸せを忘れずにがんばります。
高等部生徒の感想文です。
●今日の関西フィルの皆さんの演奏は素晴らしく、楽しく鑑賞することができた。軽いトークを含めた進行は私たちを飽きさせることなく、演奏に集中させてくれた。あのような素晴らしい演奏を最前列で聴くことができて、うれしく思います。関西フィルの方の弾かれる楽器が奏でる音色は演奏者それぞれの想いをのせているようで、大勢の音色が集まった演奏にはとても感動しました。また、楽器を奏でる演奏者の皆さんの姿勢は美しく表情は活き活きとしており、大いに力づけられました。物事に取り組む姿勢というものは、体に表れるものだと改めて感じました。そのような演奏をまとめている指揮者の方にもまた感動をしました。演奏は指揮によって様々に異なることを知り、多くの楽器、演奏者を一つにまとめて素晴らしい音楽を作り上げる姿は、とても輝いて見えました。
普段は受験勉強で疲れている我々も、今回の演奏で「元気」を分けてもらったと思います。特に、最後の曲『雷鳴』は激しくも楽しい曲で、こちらまで気持ちを鼓舞させてもらえました。関西フィルの皆さん、本日は素晴らしい演奏をありがとうございました。
高等部生徒の感想文です。
●毎年の恒例行事である関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏会も、我々高3の生徒にとっては開智で聴く最後の演奏会となりました。今年は何を演奏してくれるのかと期待していましたが、全て知っている曲であり、非常に嬉しい気持ちで聴くことができました。特に、私の好きな『G線上のアリア』がプログラムに入っていたことに格別の喜びがありました。アリアは私が気持ちを落ち着かせたいときや眠るときのBGMとしてよく聴いている曲です。しかし、生の弦楽で聴くと、やはり録音されているものよりも圧倒され、かなりリラックスができました。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のようなポピュラーな音楽でも映画中とはまた大分に違った曲調であり、曲の静と動がはっきりと区分されているのが印象的でした。私も小学生の頃にトランペットをやっていたので、集団で音を一体にすることの難しさは少しだけ体験したことがありますが、あれだけの大人数の一体感のある演奏、指揮者とのシンクロには驚かされるばかりでした。全ての曲によって、曲調や演奏の仕方が変わり、さらに一曲の中で高低などの違いを完璧に出されていたことに驚きました。今日は、関西フィルの皆さん、本当にありがとうございました。
さあ、それでは、次に動画でお楽しみ下さい。
二つ続けてどうぞ。