狂言鑑賞会
本日は、日本の伝統芸能である狂言を鑑賞しました。
出演は[狂言方]大蔵流 茂山家 茂山狂言会(茂山千五郎家)の方々です。
開始後、軽妙な語り口で狂言についての説明をしてくださったのは茂山千三郎さんです。狂言を鑑賞するのが初めてという人がほとんどの中、非常に丁寧でわかりやすく解説してくださいました。
狂言の体験を希望した生徒達が千三郎さんから丁寧にご指導をいただきました。姿勢(両手を足の付け根に置き、膝を曲げる)、移動の仕方(上半身はまったく動かさない)、声の出し方など、細かく教えていただきました。子ども達は真似ようと必死です。
1つめの演目の附子(ぶす)です。
一休さんのとんち話としても有名な話で、狂言を理解するうえで最初に出会う曲の1つです。観客席からは終始、笑い声が絶えませんでした。
2つめの演目の蝸牛(かぎゅう)です。見終わった後に不可思議さが残るのが見どころの狂言です。最後の「でんでんむし」のリズムにのりながら、囃し合いをする場面が特に面白く、印象的でした。
3つめの演目の濯ぎ川(すすぎがわ)です。現代の風潮を古典の味わいにのせて滑稽に笑い飛ばしているとところが魅力の狂言です。嫁、姑、婿養子の絶妙なやりとりが笑いを誘いました。
終演後、生徒会から花束の贈呈がありました。
最後にご挨拶をいただきました。
楽しそうに笑いながら鑑賞する生徒たちの反応をとても喜んでくださっていました。また、狂言を知らなかった人も、これからは狂言をもっと観てほしいとおっしゃっていました。
今日の鑑賞会を通して、狂言の面白さや奥深さなどを知って、狂言に対して興味をもった人が増えたと思います。
その後のHRで書かれた感想文の中には、家族で狂言をぜひ観に行きたいと書いていた生徒もいました。
茂山家 茂山狂言会(茂山千五郎家)の皆様、本日はありがとうございました。