アイヌ古式舞踊
7時45分にホテルを出て、9時15分に白老ポロトコタンに到着しました。こちらはアイヌ民族博物館で、アイヌ民族の様々な文化を体験できるポロト湖に隣接した自然溢れる施設です。まずはチセと呼ばれるアイヌの家に入り、アイヌの方から生活や風習についての講話を聞きました。生徒は説明やパンフレットを参照しながら、日本史の授業で学んだことを復習していました。
その後は白老に伝承するアイヌ古式舞踊の実演です。アイヌの楽器ムックリの音色に耳を傾け、アイヌの儀式で踊られる舞を披露していただくのですが…何と生徒や教員も飛び入り出演することに!文様が美しい伝統衣装に身を包んだ方の真似をしながら、楽しそうに踊っていました。他の生徒は手拍子をとりながら、雄壮なリズムを体感していました。その後は自由に敷地内を散策です。北海道で「山おやじ」と呼ばれる熊や、北海道犬を見に行ったり、チセをじっくりと見学したりと皆活発に動き回っていました。
北海道ならではの風景
10時15分に白老ポロトコタンを後にし、青空のもとにそびえる美しい山並みを車窓に見ながら、この旅の最終目的地、ノーザンホースパークに向かいます。
新緑に輝く北海道
ノーザンホースパークでは、豊かな自然に囲まれて、馬と触れ合ったり、様々なレクリエーションを体験できたりします。
可愛らしい馬と一緒に記念撮影を行い、美味しい昼食をいただいたあとは、約二時間の自由時間です。
バスケットボールの様子
明るい日差しの中をサイクリングしたり、おもしろ自転車に挑戦したり、また教員とバスケットボールで勝負したりと、皆最終日とは思えないほど元気に体を動かしていました。また、動物に興味がある生徒は、厩舎を見に行ったり、馬車に乗ったりしていました。
サイクリングの様子
アーチェリーの様子
両手にはお土産いっぱい
爽やかな汗をかいた後は、いよいよ北海道ともお別れです。14時15分にノーザンホースパークを出発し、20分程で新千歳空港に着きました。五日間お世話になったバスのドライバーさんやガイドさん、添乗員さんともここでさよならです。本当にお世話になりました。生徒たちも名残惜しそうに挨拶をし、並んで写真を撮ってもらっていました。これから、新千歳空港16時発、日本航空2512便で関西国際空港に向かいます。
解散式
飛行機は定刻よりも早く、18時5分に関西国際空港に到着しました。荷物を受け取り、18時40分から解散式を行いました。校長先生から今回の旅を振り返ってのお言葉をいただき、こちらで解散となりました。出発時に関西国際空港集合だった生徒は駅に向かい、和歌山駅集合だった生徒はバスに乗り込みました。バスは和歌山駅に19時半、和歌山市駅に19時50分に着きました。明日、明後日でこの旅の疲れをとり、月曜日にはまた元気な顔を見せてくださいね。
今回の修学旅行では、生徒たちの笑顔が実に印象的でした。仲間と協力した体験学習、広大で豊かな自然、たくさんの人々との出会い…言葉では言い尽くせないほどの貴重な経験をし、皆旅行前よりも頼もしくなったような気がします。これらの思い出を大切に、これからの学校生活を過ごしていきましょう。
「イヤイライケレ(アイヌ語で『ありがとうございます』)北海道!」