| 中等部
2年1組の生徒は、本日より2泊3日の天文合宿に入りました。
かわべでは、昼は英語と数学の特別学習、夜は天体観測を行います。
1日目は、到着してすぐに数学の授業と、天体観測の魅力についての講義を受け、夕食後、天文公園にある大望遠鏡で天体観測を行いました。
普段なかなか触れることのない巨大な望遠鏡での観測に、生徒たちも興味を持って取り組んでいました。
合宿2日目、生徒たちは本日も元気に取り組んでいました。
午前中は数学、午後からは英語の授業をこなし、その後、望遠鏡の使い方についての講義を受けました。
夜は、生徒たち自身が望遠鏡に触れての観望会となりました。天候が懸念されましたが、観望会の時間帯は運良く雲が切れて、幾つもの星を見ることができました。
合宿最終日、本日は午前中は天文公園でプラネタリウム鑑賞、午後は白崎海洋公園に場所を移して、語り部さんのお話を伺いながら、散策を行いました。
昨夜からの雨が午前中も続いており、さすがに散策は無理かと思われましたが、昼食前には雨が上がり、予定通り散策することができました。生徒たちは、語り部さんのお話を聞きながら、それぞれが石や化石を探したりして楽しんでいました。
午後1時40分、白崎海洋公園を後にして、学校への帰途につきました。
本日1、2限に、開智ホールで中4・高1対象の講演会が行われました。写真はJICAの野村さんです。海外で活動していた時はなんと2か月間入浴できなかったこともあったそうです。
『国際人として我々がすべきこと~日本の役割~』という演題で、海外青年協力隊の帰国隊員の有田和行さんにお話していただきました。
有田さんは約1年半ブルキナファソというアフリカ大陸にある国で国際協力に携わっておられ、写真を示しながら、日本との文化の違いを中心にたくさんの経験談をお話してくださいました。
有田さんは幼少時代に貝拾いをしていたが、人間の行った工事の影響で、その後貝がまったくいなくなってしまったことがきっかけで環境問題に興味を持ち始めたそうです。
アフリカでは、水質の違いにより体調不良がしばらく続いたこと、金銭面の問題で学校に行けずに働く幼い子供たちがいること、郊外では赤土で作られた簡素な住居に人が住んでいることなど、日本では到底考えにくい実情に触れ、改めて「困っている人達のために自分は何ができるのか」を考えさせていただいた時間でした。生徒達はしっかりとメモを取って聞いていました。
質疑応答では、生徒達からは「現地では携帯電話は使えるのか」という日常生活の疑問から「今私たちにできることは」という具体的な国際協力の方法など、活発に質問をしていました。
生徒たちはこの講演から知識を得て、この後の小論文に一生懸命に取り組みました。
講演をしてくださった野村さん、有田さん、本日は貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました。